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芸科生の活動

05. 『ロケットと星の唄』
14年度生 音楽学系列 荻野香和

(1) 表現したかったこと

 今回音響制作をするにあたって、音のないものを音響にしたら面白いのではないかと考え、もともと天体や星に興味があったため、空気がなく音のない「宇宙」をテーマに自分の想像する宇宙空間を、様々な効果音を使用して表現した。最近の研究で、星は音を発しており、歌っていることがわかってきた、という話を聞き、その星の歌を後半部分で表現しようと考えた。全体を通して、宇宙の浮遊感や星の輝きを表現したいと考えた。

(2) それをどのように音響に置き換えようとしたか

 前半部分では、ロケットで宇宙を巡るという設定で制作した。水の落ちる音をリバースしたものを軸にして、ロケットに乗っている様子を表すジェット機の音などを重ねた。流れ星は目覚まし時計の音を加工して表現した。後半では、既存のアーティストの曲の速度を遅くしてリバーブをかけて、星の歌を表現した。中間発表の際、「宇宙らしさはあるが、ロケットに乗っている様子が掴みづらい」「もっと爆発音や盛り上がる部分があった方がいい」という意見があり、前半部分はジェット機の音量を上げ、ロケットの雰囲気を大きくした。また、トラック数を大幅に増やして、チャイム音をリバースしたものや、ピストル音にリバーブをかけたものなどで、宇宙の塵や星々の衝突音を表現した。トラック数を増やしたことにより、音に厚みが出て、宇宙の様々な表情を表現できたと思う。前半終わりには、ガラスの割れる音をリバースしたもので、星の爆発を表現した。そのほかに、「既存の曲では著作権に引っかかるのではないか」「オリジナリティが足りない」という意見もあった。そのため、後半の星の歌は既存の曲ではなく、自分で星をイメージした曲を作り、ピアノで演奏したものを録音して使用した。最後の部分では、星が爆発して一生を終える瞬間を表現した。

(3) 完成音響を聞いての自己評価

 全体的にリバースした音を使用し、宇宙の浮遊感などを表現することができたと思う。星のキラキラした雰囲気やロケットに乗っている様子も表現できたと思う。また、既存の曲ではなく、自分で作った曲を自ら演奏することによって、細かいニュアンスや理想の音を表現できたと思う。だだ、宇宙の雰囲気を出すことができたが、意外性があまりなく、盛り上がりに欠ける点があったと感じた。もっと大きな爆発音や耳障りな音を使って、宇宙の壮大さや不可思議さを表現できればよかったと思う。音のないものを音で表現することは、100%想像で表さなければなくて、伝わりやすいものであり自分の世界観も表現するということは非常に難しいと感じた。

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