• HOME
  • 芸科生の活動
  • 大学院生の活動
  • 卒業論文
  • イベント/お知らせ
  • 学科紹介
  • 大学院研究科
  • 教員紹介

芸科生の活動

05.『走る、転ぶ、繰り返す。』
15年度生 芸術メディア系列 大王かなえ

(1) 何を表現しようとしたのか

 子供はよく走る。よく走り、よく転ぶ。しかし擦りむいて血が出て泣いても、一ヶ月も過ぎればかさぶたも剥けて元どおりになる。
そういえば体が大人になって最近、転んでない。そもそも自分の足で走ってない。電車バス車に頼りっきりになっている。それでも、「転ぶ」かもしれない。

工業化による人間の"足"が、自分の足から車や電車に代わっていくこと、航空機の登場や宇宙開発により重力に抵抗して地上から遠ざかっていくことに対する恐怖、懸念を込めた。自分の足で走ること、転ぶことは、機械や大掛かりな装置で走ること、転ぶこととは大きく意味が違ってくる。人間はいずれ地球から離れていくだろうが、きっと次の住処でも同じことを繰り返す。

(2) それをどのように音響で表そうとしたか

前半はタイトルを先に決めてから作業に取りかかっていた。最初に考えたタイトルは、「重力への抵抗」。子供から大人へ、自然から機械へ、地上から上空へ、という流れである。2日目の朝に閃いて「Return to Earth」と題し順番を逆にしてみた。わかりにくくなったので順番を戻し、最後に振り出しに戻ることで逆になった時の結末も含めることができた。自分の足、車、電車、飛行機、ロケットの5つの足を登場させ流れを作った。

(3) 完成音響の客観的自己評価

一週間という短い期間で、ソフトの操作に慣れるのに時間がかかったこともあり、完全に満足できたとはいえないが、自分の頭の中にあることを音として表に現す(=表現)することができたと確信している。自分らしさが作品に表れており、自分が自分の手で自分だけで作ったのだと実感でき、ふしぎな誇らしさがある。
しかし、最新版のPro Toolsというすごい武器の能力を最大限に利用できなかったという悔しさもある。もっとじっくりとソフトと向き合って、より様々なことかできるようになったら、自分の伝えたいことを無意識のレベルまで引き下げて聴く人に差し込ませることができるのではないかと思う。

page top pagetop