• HOME
  • 芸科生の活動
  • 大学院生の活動
  • 卒業論文
  • イベント/お知らせ
  • 学科紹介
  • 大学院研究科
  • 教員紹介

芸科生の活動

06. 『Don’t drink too much!』
16年度生 総合芸術学系列 太刀川 祐加

(1) 何を表現しようとしたのか

 私は、この音響制作で「お酒」について表現しようと考えた。なぜならば、先日自分が二十歳になりお酒を飲むという機会があったからだ。お酒は、気の置けない友人たちと話しながら飲むことが楽しいのだが、飲みすぎてしまうと鼓動が早くなったり頭がグラグラとしたり気持ちが悪くなったりしてしまう。「お酒を飲むのは楽しいが、飲みすぎると危ない」という啓発の意も込めて、この音響を制作しようと考えた。

(2) それをどのように音響で表そうとしたか

 中間発表の時は「日付が変わる時報が鳴って誕生日を迎え、お酒を注ぐ音がして、最後救急車や踏切など危険を想像させるような音がする」という構成をもとに音素材のみを聴いてもらった。しかし、「時報など様々な情報を詰めすぎて本当に伝えたい『お酒は飲みすぎると危ない』という面が伝わりにくい」「救急車や踏切など現実的すぎる音を入れるのは安易」との意見をもらい、自分の伝えたい啓発の意に焦点を絞って制作した。余計な音は入れず、缶を開けて注ぐ音や飲む音を何トラックか重ねて延々と流し、大量に飲んでいるということを表した。実際の飲み会で録音したガヤや笑い声なども入れることで飲み会のにぎやかさを、パンを振ることで飲みすぎて気持ち悪くなっている様子を表現した。

(3) 完成音響の客観的自己評価

 中間発表を経て内容を大きく変更し、フリー素材の音を使うのでなく、自分で録音した音を使うことで、よりリアルに「お酒を飲む」ということが表現できたと思う。パンを激しく振って頭がガンガンして気持ち悪くなっている様子を表そうとしたのだが、制作中にイヤホンで聞いているのと実際にスピーカーで流すのでは聴き心地が変わってしまっていて伝わりにくかったのではないかという点が反省だ。最後の嗚咽音はグロテスクに加工して「飲みすぎると危ない」ということがうまく表現できたのではないかと思う。はじめてProToolsを使い、使いこなせなくて戸惑った部分もあるが、自分の表現したいことを自分の力量の中で最大限努力して表現できたのはとてもいい経験になった。

page top pagetop