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芸科生の活動

芸科生の留学記──ドイツ編2009

第4回 レンタサイクルの今後の展望 芸術学科芸術メディア系列3年 MYさん

 こんにちは。今回は、ハンブルクに新しくできたレンタサイクルについてお話します。

 「StadtRAD Hamburg」というレンタサイクル事業が今年の7月10日に、ハンブルクではじまりました。自転車交通量をあげることで地域の活性化をはかることが、この事業の目的です。主要観光地や鉄道の各駅に、この自転車ターミナルを設置することで、容易に利用できるようになっています。これは、ドイツ鉄道(DB)の関連会社であるDBレント会社が、ドイツ各地で貸出業務を実施している「Call a bike」と同じ自転車を使用しています。色はハンブルのシンボルカラー赤で、年内に70箇所のターミナルおよび1000台の自転車を設置予定です。

 さて、利用方法はどのようなものなのでしょうか。「StadtRAD Hamburg」のHPで利用登録をし、あとは実際に各ターミナルでタッチパネルを操作するだけで、自由に利用することができます。貸出の際にも返却の際にも必要となるのは、各自転車に記載されている4ケタの番号です。この番号をタッチパネルに登録することで、その自転車がシステムで管理されます。また、暗証番号となる4ケタの番号も必要です。貸出の際にはタッチ画面に表示され、自転車に搭載されている小さな機械に直接入力し、返却の際にはその小さな機械に暗証番号が表示され、タッチ画面に入力します。つまり、貸出および返却で必要となるのは4ケタの番号2種類のみということになります。

 料金はどのようになっているのでしょうか。クレジットカードあるいはECカード(電子マネー)のみ利用することができます。最初の30分間は無料ですが、それ以後は1分毎にお金がかかります。31分から60分までのあいだは4セントずつ、61分以降は8セントずつ課金されます。DBカードやHVV(市交通)カード所持者は、ここから1〜2セント割引されます。DBカードとはドイツ鉄道が発行している年間割引カードのことです。また、1日の最大利用限度額は12ユーロと決まっていて、これらの料金には事故に備えて保険料も含まれています。

 私は実際に利用してみました。まず、クレジットカードかECカードをターミナルにある機械に差し込みます。こうすることで「StadtRAD Hamburg」のカスタマーであることが認識され、すぐに4ケタの番号を入力する画面がでてきます。ものの1分で手続きが済んでしまいました。とても簡単です。また、30分経つ前に返却しまた借りるということをくりかえしたら、どこか遠くの場所へ下手したら無料で行くことができる、ということにも気がつきました。

 では、このシステムは果たしてハンブルクの人々に浸透しているのでしょうか。どのターミナルにもあまり自転車を見かけなかったので、とても人気なのだなと思いましたが、私はまだそれほど浸透していないと思います。というのも、私のドイツ人の友人の何人かに使用したことがあるか聞いてみたところ、使い方がわからないという理由から使ったことがないと答える人が圧倒的多数だったからです。また、実際に使っている人でもまだ使用方法がわからない人が多々いるということが、実際に何箇所かのターミナルへ足を運んだことからもわかりました。返却する際には、自転車をロックする棒をタイヤの部分にさしこまなければなければならないのですが、それがされていない自転車を何台も見かけました。実はこの棒をさしこまなければ、返却することができません。さしこんではじめて自転車についている機械に暗証番号4ケタがでてくるからです。このことは利用者にとって痛手です。その自転車を利用していた人にとっては、返却できていないのでお金がかかっていますし、他に借りたい人にとっては借りることができないからです。また、もうお気づきの人もいるかと思いますが、このような自転車が数多くあると、ただ乗りし放題という違法行為も横行してしまいます。

 私はなぜ使用方法が浸透していないのか考えてみました。それはおそらく、あまり宣伝がされていないからなのではないかと思います。カラーが赤で人の目をひきつけることから、ターミナルと自転車自体がすでに宣伝になっているとは思います。しかし、その使用方法について説明されているのはHPとターミナルのタッチパネルのみです。実際に使ってみて私はとても便利だと感じ、また使い方次第でもっと可能性がでてくるのではないかと感じました。電車のホームや街中に利用方法を簡単に書いた広告をおけば、もっと利用者は増え、ハンブルクの人の生活の一部になるのではないかと感じました。

2009年9月23日

寮の近くのターミナル 2646はこのターミナルの番号

丸柱から出ている棒で、自転車がロックされている。このようになっていない自転車もよくみかける。

自転車を借りてどこかへ行く人々

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