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芸科生の活動

芸科生の留学記──ドイツ編2009

第5回 ザ・環境 〜その1〜 芸術学科芸術メディア系列3年 MYさん

 こんにちは。突然ですが、みなさんは「ドイツ」と聞いたら、なにを思い浮かべますか?ベルリンの壁、ビール、サッカー、城、ヘルマン・ヘッセ、メルセデス・ベンツ。人によって思い浮かぶイメージはさまざまだと思います。今回は、ドイツの代名詞ともいえる環境について、次回と二回にわけてとりあげたいと思います。

 環境といえば、ドイツ。ドイツといえば、環境。世界から注目を集めるほどドイツは環境先進国となっています。なぜ、それほどドイツは環境先進国になったのでしょうか。それは1969年から1970年にルール工業地帯に発生したばい煙による大気汚染がきっかけです。70年に政府は環境保護計画を発表し、72年に国連環境会議がストックホルムでひらかれました。この会議でローマクラブは、このまま人口増加と環境破壊がつづけば100年以内に経済成長がとまる「成長の限界」を発表し、各界に衝撃をあたえました。ただ、これはまだ環境と経済が対極的存在にあると考えられていた時の話です。経済のなかに環境をとりいれられるということに気がつくと、そのことを「持続可能な発展」という言葉で92年、リオデジャネイロの国連環境開発会議で共同宣言として発表しました。これを機にドイツは環境に配慮した社会づくりをすすめるようになりました。

 では私が実際にこちらにきて、環境を意識していると感じるところはどういうところでしょう。まず最初に驚いたことは、スーパーにサービス袋がないということです。マイバックをもっていくか、レジの横に置いてある袋を買うことでサービス袋となります。日本では無料でサービス袋がもらえますよね。なので、このシステムを知った時、私は戸惑いを覚えました。なぜ袋を買わなければならないのだろう、と。しかし、こちらの人はあたりまえのように買っていきます。私はそれをみて、習慣の差−たとえば日本はサービスが他の国よりも良すぎる―を感じたのはもちろんのこと、環境に対する考え自体がすでにちがうのだなと感じました。

 また、ドイツでは人気のRitter Sportというチョコレートも環境に配慮されたパッケージづくりとなっています。ふつう、チョコレートというと紙をあけてから銀紙を破るという二段階構造になっていますよね。でも、Ritterの場合はその工程がいっさいそぎ落とされています。両手でパキッとチョコレートをおることで、パッケージがひらくのです。また一度にたべられなくても再びパッケージの口を閉めることができます。Praktisch(実用的)とパッケージには書かれていますが、本当にそのとおりだと思います。

 また他の食品の例でいえば、昨年YOさんが第6回(2008/09/21掲載)でとりあげたBio食品も環境を意識してつくられています。どれも厳しい基準をクリアしてBioマークをつけることができ、次の世代のことまで考え化学肥料や農薬が使われていません。私の寮の近くにも今度Bio専門店がオープンすることからも、Bio食品の人気がうかがえます。

 次回は、リサイクル、交通、都市の面から環境についてとりあげます。

2009年9月29日

スーパーで売られている袋 ビニール製のものから布製のものまである。値段は15セントから99セントほど

Ritter Sport「Quadratisch. Praktisch. Gut.」は直訳すると「正方形で実用的でよい」。

寮の近くのBio 専門店、BIO CAMPANY ニューオープン準備のまっさい中

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