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芸科生の活動

芸科生の留学記──ドイツ編2008

第12回 「ドイツ人はビールとサッカーが好き?」 芸術学科芸術メディア系列3年 YOさん

 こんにちは。今回はドイツ人と日本人、それぞれのもつステレオタイプなイメージについて考えてみたいと思います。ドイツ人はビールをどのくらい飲んでいるの? ソーセージたくさん食べているの? サッカーはよく観る? 日本の友だちから、よくこんな質問をされます。その度に、ドイツというとビールやソーセージを思い浮かべる人が多いとを実感します。ところが、じつは私はこれまで、ビールやソーセージを毎日口にするようなドイツ人に会ったことがないのです。ですから、こうしたイメージと実際との違いはとても興味深く感じられます。そこで実際にはどうなのか、ドイツ人の友達に聞いてみることにしました。

 まずビールについてです。ビールは好き?と質問されれば好きと答える人はやはり多いですが、なかにはビールが嫌い、体質的に飲めない、そもそもアルコール自体が嫌い、という人もいます。また、ビールが好きと答えた人でも、毎日飲むわけではないようです。ビールを飲む頻度は、時期によって変わるのだそうです。12月のように、イベントやパーティーがたくさんある月は、ビールを飲む機会も増えます。しかしそれ以外の時期は、一週間に1回から、多くても2〜3回、まったく飲まない週もあるそうです。

 ソーセージやサッカーも、ビールの場合と同様です。ベジタリアンの子はソーセージを食べませんし、そうでない人も一カ月に2〜3回や、三カ月に1回食べる程度だそうです。サッカーにしても、全ての人が好むわけではなく、嫌いな人もいます。バスケットボールやハンドボールもドイツで人気のあるスポーツなので、サッカーよりもバスケットボールのほうが好きと答える学生もいました。もちろんこれには個人差があり、ドイツ人の中には毎日ビールを飲む人、ソーセージを毎日食べる人、サッカーが大好きな人もいるでしょう。日本人が抱くドイツのイメージは、南ドイツ、特にバイエルンのものが多いといいます。今回はそこまで調べられませんでしたが、地域によって意見が違うのかもしれません。

 では反対に、ドイツ人が持っている日本のイメージはどうでしょうか。友人に聞くと、やはり寿司、カメラ、漫画、ゲーム、団体旅行、相撲、桜などが多いことがわかりました。また、捕鯨というイメージを抱くドイツ人も意外に多いです。ドイツでは捕鯨に反対する意見が多数であるため、日本では調査捕鯨として現在でも鯨の捕獲が行われていることが、たびたびニュースになります。捕獲された鯨を撮した写真が報道され、それがショッキングな印象として強く残っているそうです。さらに、日本学科の学生にはいませんが、中国、韓国、日本の違いがよくわからない人も多いです。

 こういった日本のイメージを、彼らはどこで得たのでしょうか。聞いてみても、多くの人は「よくわからない、たぶんテレビとか映画とかかな」と言います。

 確かに全く知らない国や地域について想像するとき、人から聞いた話や、テレビや映画で見知ったイメージでのみ捉えてしまいがちになるのは仕方のないことです。私もドイツに来る前は、ドイツ人は真面目、サッカー好き、というイメージを抱いていました。しかしドイツに来て、いろいろな人と出会う中で、それまで抱いていたドイツ人にたいするステレオタイプなイメージはずいぶん変わってきました。ドイツ人も日本人同様、人によって性格も考え方も異なります。ステレオタイプなイメージは全ての人に当てはまるわけではなく、その国のごく一部面に過ぎないのだとわかりました。一年間ドイツで生活して、イメージと実際の違いを知ることも、留学で学ぶことの一つなのだと感じています。

2008年12月2日

大学のカフェ メニューの中にはビールもある。しかし、学生の多くはビールではなく、コーヒーや紅茶を注文している。

日本に関する本 そば、弓道、畳などが表紙に描かれている。

友達のドイツ人 ドイツ人は白人で、金髪などと思っていませんか?ドイツには外国人が多いため、彼らのハーフやクォータの人もたくさんいます。髪や肌の色だけでは、外国人かどうか判断できません。

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