• HOME
  • 芸科生の活動
  • 大学院生の活動
  • 卒業論文
  • イベント/お知らせ
  • 学科紹介
  • 大学院研究科
  • 教員紹介

芸科生の活動

芸科生の留学記──ドイツ編2008

第14回 「ドイツのクリスマス」 芸術学科芸術メディア系列3年 YOさん

 こんにちは。突然ですが皆さん、聖ニコラウスをご存知ですか?日本には余りなじみのない人物だと思いますが、ドイツではサンタクロースと同じくらい有名な人物です。ドイツのクリスマスは日本のクリスマスとどう違うのでしょうか。

 ドイツでは12月6日は「聖ニコラウスの日」とされ、子供たちは聖ニコラウスからプレゼントをもらいます。12月5日の夜にきれいに磨いた靴を玄関の外におくと、翌朝、靴いっぱいにチョコレートやクルミ、果物が入っているのです。

 聖ニコラウスとはサンタクロースの起源とされている人物です。聖ニコラウスが貧しい人に衣服を分け与えたという逸話から、聖ニコラウスの日にプレゼントをあげる習慣ができました。しかし宗教改革を境に偶像崇拝に反12月24日に変えられ、現在のクリスマスになったのです。そのため、ドイツにはサンタクロースは存在しません。ではドイツでは誰がクリスマスにプレゼントを届けてくれるのでしょうか。

 日本では24日の夜にサンタクロースがやってきて、枕元にプレゼントを置いていくと信じられています。しかし、ドイツ人はWeihnachtsmannまたはクリストキントが届けてくれると信じているのです。Weihnachtsmannは殆どサンタクロースに近いイメージです。しかし、Weihnachtsmannがアメリカに渡り、サンタクロースになったという点が重要で、Weihnachtsmann=サンタクロースではありません。クリストキントも正確には天使ではないそうですが、イメージは天使に近いそうです。一般的に北ドイツの人はWeihnachtsmann、南ドイツの人はクリストキントを信じています。

 私は南ドイツの友達の家でクリスマスを過ごしたので、クリストキントがプレゼントを届けてくれました。24日の朝からクリスマスツリーのある部屋にはお父さんしか入れません。そして24日の夜、その部屋からクリストキントが鳴らす呼び鈴の音が聞こえたら、みんな部屋に入ることができるのです。北ドイツと南ドイツで多少差がありますが、ツリーの下にクリスマスプレゼントが置かれていることは共通しています。

 私はずっとWeihnachtsmannはサンタクロースだと思っていましたが、正確には違うということに驚きました。イメージもほぼ一緒なので、友達の中には殆どサンタクロースと一緒と答える人もいましたが、サンタクロースはアメリカで作られたもので本物ではないという思いが強いようです。私はキリスト教徒ではないので、聖ニコラウスの話やクリスマスにまつわる話をよく知りません。しかしクリスマスには長い歴史があり、時代と共にだんだんと変化してきたことがわかりました。

 日本のクリスマスでは、歴史などは案外どうでもいいように感じます。家族で過ごすドイツとは違い、恋人同士で過ごすイメージがあるのもドイツとは異なる点です。日本ではロマンチックな雰囲気が大切にされ、家族や恋人のイベントとして成り立ってきたのだと感じました。

2009年1月15日

クリスマスツリー ツリーの下にプレゼントが置かれている。

クリスマスの夕食 ソーセージとポテトサラダが一般的。ポテトサラダの味は北と南で違う。

ハンブルクのクリスマスマーケット 11月の後半から開かれる。クリスマスのお菓子や飾りつけのお店が立ち並ぶ。

page top pagetop